LSD Dream Emulatorのようなゲームを作りたい その1

みなさん、こんにちは。

皆さんはLSD Dream Emulatorというゲームをご存知でしょうか。僕はやったことはないんですけど、Youtubeニコニコ動画で投稿されている動画でそのゲームをの存在を知って興味深く見てきました。

youtu.be

 

LSD Dream Emulatorってどんなゲーム?

概要

プレイヤーは、の世界を理由もなく彷徨う。目的も敵も味方も存在しない世界で、自分の思うまま、行きたい所に行くことができ、その際色々なキャラクターや不思議なオブジェに遭遇したりする。壁やキャラクター、オブジェなどにぶつかる事で他の場所にワープする事ができ、これをリンクと言う。リンクは一見ランダムだが、規則性が見受けられる場合もある。 

LSD (ゲーム) - Wikipedia

 プレイヤーはゲームが始まると夢の世界へと入ることができるんですが、それがDAY1、つまり一日目からスタートします。名月荘と呼ばれている主人公が住んでいる?ワンルームマンション?のようなアパートのような建物の中でスタートします。

 

夢の中を自由に歩き回ることができるのですが、ある一定の時間が経過したり落下したり敵に攻撃を受けたりすると夢から覚めてしまいます。夢から覚めると一日が終わり、次の夢を見るとDAY2、つまり二日目の夢が開始されるといった感じです。

 

夢から覚めたあとの要素はもうひとつあり、顔のようなグラフィック(グラフ)が表示されて正方形の四角が何かの生き物のような顔の上に描画されます。

 

夢を見終えるごとにそれが増えていくのですが、うまっていくとゲームのイベントや様子が変化するなど不思議な現象が起きます。先ほどYoutubeの動画を貼りましたが、その動画を投稿している方がグラフの描画傾向などを検証していました。

 

投稿者はりゅーさんという方でこの歩き回るだけのゲームを6年近くプレイし続けている方で、同じゲームを6年近くプレイするっていうのは常人にはとてもできない。それ自体すごいことだと僕は思いました。

 

LSDに影響を受けて作られたゲーム

そんな謎が多いゲームLSDに影響して作られたゲームがありました。RPGツクール2003で作られた『ゆめにっき』という作品と最近スマートフォンアプリで発売された『StrangeTelephone』という作品です。

ゆめにっきは以前、RPGツクールの記事を書いた際にも名前と簡単なゲームの内容を書いたかもしれないですが、今回もすこしだけ紹介しておきます。

 

ゆめにっきってどんなゲーム?

LSDに影響を受けて作られているだけに夢の世界を歩き回ってアイテムなどを手に入れたりするゲームです。基本的には歩き回るということですので世界観を楽しむことがメインのような気がします。特にストーリーや目的があるわけでもない。といった感じです。

 

自分もLSDというゲームの世界観が好きでその影響を受けて作られたゲームゆめにっきは名前だけは知っていたのですがプレイはしたことがなかったのでちょっと前にやり始めました。

 

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ゲームが始まるとこんな感じでスタートします。机に向かうとゲームのセーブをします。夢の中を彷徨うゲームなのでとりあえず、ベッドへ横になると夢の冒険がはじまる。

 

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ベッドへ入って夢の世界に入ると同じ部屋に入るのだけど、扉から出られるようになっていて入るとそこには無数の扉が用意されています。 ここの複数の扉から様々な世界へ旅することができるというわけです。

 

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一部だけ紹介。たくさんの目玉や手がある奇妙な世界

 

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奇妙なもようのある世界

 

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この数字は何だろう・・・意味があるのかな?

 

現在ブラウザでも遊べます。セーブするには会員登録が必要ですが、さわりだけでもどんなゲームか知りたい方は試してみてはいかがでしょうか。

 

ブラウザ版

yumenikki-game.tkool.andapp.jp

 

ダウンロード版

kikiyamaHP

 

どうでしょうか、ゆめにっきの不思議な世界に魅了された方もいたのではないでしょうか。私もかなり歩き回って楽しみました。ゆめにっきは今現在も人気でゆめにっきっぽい作品がつぎつぎの作られていて派生的に広がっています。

 

dic.nicovideo.jp

 

つぎに紹介する作品はStrange Telephone、2017年の1月末頃に発売されました。

 

Strange Telephoneってどんなゲーム?

magniflop.com

 

主人公のジルという女の子は気がつくと闇に包まれた世界にいることに気がつきます。大きな扉の前に立っていると近くには電話型グラハムという生き物?が姿を現します。

近くにあったランタンを手にすると明るくなって見えやすくなり電話型のグラハムの受話器をあげて電話をしてみると違った世界に行くことができることに気がつきます。

目的はこの闇に包まれた世界から脱出すること。果たして、無事に脱出ができるのだろうか。

 

といった感じでしょうか。

 

Tokyo Indiesというインディーゲームを発表するイベントでプレゼンされたそうでそのときのプレゼン資料に影響受けたゲームに先ほどあげた『ゆめにっき』と『LSD Dream Emulator』が入っていました。下の動画にその資料を見ることができます。

※音量注意です!

 

youtu.be

 

 

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不思議な物体と不思議ないきものがいる世界。ワールドの横の数字は電話型のグラハムの電話でかけた番号であり番号に応じて異なるワールドに行くことができる。

電話を切るとまた元の空間の大きな扉の世界に戻ってくるといった感じです。

 

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ウサギがいる世界。はじめは何も起きないけれど・・・

 

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奇妙の奇という文字が浮遊しているなぞの世界。LSDっぽい謎な空間を感じる。

 

僕もStrange Telephoneを買ってプレイしてみましたが、LSDと同じように世界を彷徨って発見を繰り返すというようなゲームだと思います。そういった意味で影響を受けていると思いました。

このようにLSDというゲームはどこか多くのクリエイターを魅了するような作品でそれに影響を受けたクリエイターが新しい作品を作っているのです。

 

海外でLSDリメイクプロジェクトが進行中

海外にもLSDファンが数多くいて、勝手にLSD Tシャツを作って販売しているところがあったり、いろいろと突っ込みをいれたくなるものもあるのですが、LSD愛が故にPC用のリメイク作品を作ってしまった方がいました。

 

LSD Revamped

 

www.gamespark.jp

 

2014年に話題になってからページ自体の西暦が変更されていないので更新されていないのかなと思っていたのですが、プロジェクト専用ブログを見てみると今年の4月まで更新されていたようで続いていてよかったです。

佐藤理氏本人もLSDが勝手にリメイクされていることに気がついて面白い!LSDを一緒につくらない?ってフェイスブックでコメントを残しています。

http://blog.figglewatts.co.uk/post/159557918727/lsdr-still-alive-still-busy-with-life

blog.figglewatts.co.uk

 

僕もLSDみたいな作品を作りたい!

ここまで長々とLSDとそれに関連する作品を紹介してきましたが、一番何が言いたいかというと僕もLSDに影響されている人間なのでLSDぽい作品を作りたい!と思うようになり今月からUnityを使って作り始めています。

 

RPGツクールの作品はどうした?という声はないかもしれないですが、一応答えておくとそれも平行して気分転換にRPGツクールのほうを進めていきたいと思っています。本命はLSDぽいゲームの製作がしたいことに変わりはありません。

 

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こちらが現在進行中のゲーム製作画面。オブジェクト(壁とか物、生物)に主人公が当たるとリンク(場所移動)が起きて違う世界にいくことができる。リンクする際に画面が白くなってフェードアウトするのですが、それを今実装しようとしているところです。

だんだん白くなる仕組み自体はできたのですが、壁にあたったらフェードアウトとしたいところがうまくいかなくて悩んでいます。ちなみに場所を移動させることには成功しています。

 

まだまだ初歩の段階で悩んでいるのでこの先進めていくことができるのか少々不安でもありますね。

 

長々と読んでいただいた方々ありがとうございました。

ゲーム製作がんばります!