便利な世の中の末路を見た

日本という国は本当に便利だと思う。毎日決まった時間に電車が来るし、バスだってあまり遅れない。

でも遅れないようにしているのはロボットじゃなくて人間であり、遅れないようにしようと消費者側、利用する側が求めているがゆえにそれを企業が従業員に強いているという構図で成り立っているのだと思う。

 

人間がというより、日本人が便利な生活に慣れすぎてしまったために逆にそうでなかったときの不便さや対応できない時の不満は大きいのかもしれない。

お金を払ったのに早く来なかった!とか料理が出てくるのにすごく待たされたとかっていう気持ちになるのかもしれない。

 

最近はブラック企業の話題が多く出ていたけれど、ブラック企業を生み出しているのは何も企業だけの問題じゃない気もしていて、利用する側の消費者側が便利な世の中に慣れすぎてしまったために当たり前のことがなぜできないんだとクレームを入れたりする。

消費者側の要求するものが高いから世の中がどんどんブラック化しているともいえるんじゃないかと最近は思っています。

 

特に最近話題になった佐川急便の荷物がなかなか届かない問題。時間通りに届くのが当たり前になっちゃったからこういう弊害が起こるのかもしれない。僕ももしかしたら届くという予定の時間に届かなかったりしたら確認の電話を入れるだろうけど、理由がパンクしてるっていう話なら仕方ないよねで済むとは思う。 ただ、仕事で使うものを頼んでいたら困るんだろうけどね。

 

ドミノピザも24日に予約したのに届かないって話で話題になった。時間通りに出来上がるのが当たり前、届くのが当たり前の世の中で起きたことなんだと思う。本当はもっと世の中不便でよくて注意書きで「時間通り、予定通りに届くとは限りません!一週間遅れるかもしれません!ただし、必ずお届けします!」という文言でも良い気がするなあと思った。