川崎市登戸で起きた事件がとても他人事だと思えなかった

川崎市の登戸は僕が小学4年生から小学校卒業までを過ごした小田急線の向ヶ丘遊園駅から隣の駅にある駅だ。子供のころはよく遊園駅前の中和ビルの一階にあった江崎書店という本屋さんで漫画を買った覚えがあったし、奥に進むと小さなゲームセンター、おもちゃ屋さんがあってその前にミニ四駆を走らせる小さなプラスチック製のコースが用意されていて僕はそこでよくミニ四駆を走らせて遊んだことがある。

 

昔から多摩区はそんなに犯罪はなく子供が歩くことも気を付ける必要がないくらい平和なところだと当時住んでいたときは感じていた。小学校のときから人の家のものや人のものを盗む人もいたけど暴力沙汰まではなかったと思ってて比較的平和だったと思う。

 

登戸も今でも施設はあるけれどYMCAの施設が近くにあって登戸に集合して七沢森林公園というところに知らない他の子たちと一緒に一日一緒に過ごしたり一泊三浦海岸あたりに泊ったりといろいろな活動をしていた思い出があって、利用することも多かった。

 

そして馴染みの深い場所であった登戸で事件が起きたと聞いたときには正直他人事だと思えなかった。今まで比較的に平和だと思っていたところで事件が起きたということ自体が信じられなかった。

 

過去にいろいろな場所で似たような事件が起きているけれど人が多い場所だから、都内だから起きるんだとどこか他人事のように見ていたところがあったと思う。

 

今回の事件をきっかけに日本にはもう安心安全に暮らせるところはないのだと思った。それは犯人が今住んでいる麻生区内に住んでいたということ、さらに比較的住んでいるところから近かったことが衝撃だった。麻生区というと裕福な人が住んでいたりと犯罪とは無縁だと思っていたけれど、犯人は閑静な住宅街に住んでいたということにもビックリした。

 

それから僕は人と遭遇すると警戒しながら歩くように心がけている。どんな人間がいるかわからない。自分には関係のないことなどと思ってはいけないと思ったからだ。

 

犯人が自殺したことから動機や背景を知ることは困難ではあるけれど似たようなケースの事件から傾向を探ることはできるかもしれない。

 

こういう事件を起こす人の心の中には社会に対する孤立と怒りがあるのかもしれない。そのような状態に陥る前に社会が手前で止められるようにもっと福祉を充実させたり人との関りがなくならないようにサポートしていく必要があると思う。こういった人たちを増やさないためにも国が取り組んでいってほしい。

 

僕自身は社会と完全に孤立はしていないけれど人と関わるのが難しかったりと孤立ではないけれど孤立に近い状態ではあるので自分自身が精神的に追い詰められたとき加害者になる可能性だってあるかもしれない。そういう観点からもとても他人事だと思えなかった。

 

亡くなられた方に対してはご冥福をお祈りいたします。

 

追記

社会で孤立している感を少し感じているけれどそこまで悩んでいないのは働いていることと職場で認められたしているところもあると思う。また楽しみにしているアニメ、eケメングランプリで投票数1位になったある人気ゲーム実況者の配信が楽しみなど人生の楽しみと人に認められたということが何とか僕の精神を維持してくれているのかもしれない。将来への不安や人とのかかわりは少ないけれど楽しみや人に認められることで精神的には良いことなんだなあと改めて感じられた。